羽生結弦がルール改正後の世界最高得点となる合計297.12点で優勝

VICTORY によると。

平昌五輪男女金メダリストの羽生結弦とアリーナ・ザギトワが出場し、26年ぶりとなる現役五輪金メダリストの揃い踏みとなったヘルシンキ大会には、日本から羽生の他、田中刑事、坂本花織、白岩優奈、本郷理華、須崎海羽、木原龍一組が出場した。2003年からグランプリシリーズを開催してきた中国の開催辞退により、急遽開催地となったヘルシンキへは日本から直行便が運航されファンにとっては比較的行きやすいヨーロッパの都市のひとつである。ヘルシンキといえば2017年3月にハートウォールアリーナで実施された世界選手権が記憶に新しいが、今回は収容人数8200名、オリンンピックスタジアムにほど近いHelsinki Ice Hallで開催された。

羽生結弦、世界初となる4T+3Aを着氷、ルール改正後の世界最高得点でシニアグランプリ初戦初勝利
グランプリシリーズ第3戦のヘルシンキ大会で注目されるのは何といっても、羽生が9月のオータム・クラシックからどこまで調子を上げてきたかである。また、決まれば世界初となる4回転トーループ ー トリプルアクセルの連続技の成否にも注目が集まった。
本大会に向けより高い得点が出る構成に変更したショートでは、後半のジャンプでやや着氷が乱れた他は、ほぼパーフェクトな演技でルール改正後の世界最高得点となる106.69点を叩き出した。

フリーでは4回転ジャンプで回転不足を取られたものの、世界初となる4回転トーループ-トリプルアクセルを含めすべてのジャンプを着氷し、190・43点、合計297・12点、2位に圧倒的な差をつけて優勝した。
なお2位にはチェコのミハル・ブレジナ、3位に羽生と同じクリケット・クラブに籍をおくチャ・ジュンファンが入った。カナダ大会に続いて表彰台に上った成長著しいチャだが、羽生とは公式練習中も和気あいあいとした雰囲気を醸し出していた。リンクサイドに戻ったチャが羽生の横で、彼のエレガントな挨拶の所作を真似ると羽生が手本を示すような一幕もあった。

プログラムはよい仕上がりになっておりそれを試合で出すのが目標だったという田中刑事は、ジャンプのミスが響き7位となったショートの後で「1本目の4回転の失敗で動きが硬くなり、引きずらないようにするので精一杯だった」と話した。また「ジャンプが抜けると何も残らない、転倒よりも痛い」とコメントしたが、翌日のフリーでもその悪いパターンを繰り返すこととなった。冒頭の4回転サルコーを含め得点源となるジャンプでミス、得点を伸ばすことができず9位、総合では8位だった。この結果について「ジャンプが全然プログラムにはまっていなかった。調子うんぬんじゃない。練習でできていることを本番で出す力が足りない」と自分自身に言い聞かせるように語った。

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