宇野昌磨「油断した」SP悔しさぶつけ逆転V2

日刊スポーツ によると。

男子ショートプログラム(SP)2位と出遅れた宇野昌磨(20=トヨタ自動車)がフリー1位の188・38点で逆転し、合計277・25点で2連覇を果たした。SPで転倒したトリプルアクセル(3回転半)に「どんなにひん曲がっても降りる」と気持ちを込め、シリーズ2戦での上位6人が進むGPファイナル(12月6~9日、カナダ・バンクーバー)の4年連続出場に前進した。

大歓声と対照的に、宇野は苦しそうに口で息をし続けた。「最初から100%を出し切る」。新ルールで4分に要素が凝縮されたベートーベンの「月光」。穏やかで、しっとりとした曲調の序盤から「悔しさをぶつける」と心を燃やした。

序盤に組み込むサルコー、フリップ、トーループの4回転ジャンプ。サルコーは回転不足になったものの、高難度のフリップでは3・77点、トーループでは2・99点の加点が出来栄え点(GOE)で加えられた。

「どんなジャンプになっても、絶対に降りてやるという強い気持ちだった」

終盤の3回転半も1本目の単発で2・74点の加点。2本目もきっちりと3連続ジャンプへとつなげた。序盤から好調だった前日のSPでは3回転半で転倒。「油断した気持ちだった」と反省した2位発進が、3回転半に対する「どんなにひん曲がっても降りる」という執念につながった。

オリンピック銀メダリストを支える「負けず嫌い」。その性格は趣味のゲームにもにじみ出る。誰かに負ける。するとリベンジに向け「みんながやっていない時に、見えないところで1人で黙々と練習して、勝つ」と笑って明かしたことがある。この日、体力も限界に近づいた最終盤でジャンプが乱れた。だからこそ表彰台の頂点に立っても素っ気ない。

「湧き上がってくるものは何もない。まだまだ練習が必要」

また、見えない場所で鍛錬の時間だ。次戦はGP第4戦NHK杯(11月9~11日、広島)。SPの教訓は1日限りのものではない。

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